今回の記事内容はコチラ
ローマ市内の移動方法である「地下鉄」「バス」「路面電車」「タクシー」の乗り方や利用の流れ、利用時の注意点などのお役立ち情報を合わせてご紹介。
治安は?ローマのトラブル事情
ガイドブックって、ネガティブな情報満載だよね。
スリとかレストランとかタクシーのぼったくり被害とかね...
こういった情報を事前に目にしてしまうと、危険いっぱいのローマ市内を「どうやって自分達で移動したら良いのか」または「どうやってバスや地下鉄に乗ったら良いのか」など、多くの方がきっと旅行の前に不安を感じてしまいますよね…
ローマ、怖いね・・・
ポイントを押さえて注意すれば、怖いことないから大丈夫だよ!
事前にちゃんとポイントを押さえておくことで、意外にも簡単にバスや地下鉄などの公共交通機関や、タクシーを利用することができます。
ローマの交通機関期間やタクシー、その他の諸注意についてを私の体験も合わせて解説していきます!
ローマの公共交通機関のチケットと種類
子供料金あり!
保護者の大人同伴が原則
10歳以下の子供 は、チケット必要なし!
チケットの種類と料金
有効時間は、打刻した時間から!
※一般的なチケットとは「100分券」のことを指し、一番よく利用されているチケットがこちら。どのチケットも地下鉄利用の場合のみ、一度でも地下鉄の改札を出た場合は「地下鉄+地下鉄」の利用は不可。
1回券(BIGLIETTO INTEGRATO TEMPO)
1.5ユーロ
有効時間100分
100分以内であれば、地下鉄・トラム・バスの利用が何度でも可。
24時間券(ROMA 24H)
7ユーロ
有効時間24時間
利用開始から24時間有効。地下鉄や市バスなどを1日に5回以上利用する際は、1回券よりもお得。
48時間券(ROMA 48H)
12.5ユーロ
有効時間48時間
利用開始から48時間有効。
72時間券(ROMA 72H)
18ユーロ
有効時間72時間
利用開始から72時間有効。
1週間券(C.I.S.)
18ユーロ
有効時間72時間
利用開始から1週間有効。ローマ滞在が4日間以上の場合、お得なチケット。
英語で「Ticket」と言ってもOKですが、その場合は100分券を示します。それ以外はきちんと日数を伝えて購入すること!
私のおすすめの買い方
いざ次のバスに乗ろうと思った時にチケットが変える場所がなかったりなど、必要な時にすぐ買えないケースがあったりします。100分券を買う場合は、最初にまとめて〝2枚ずつチケットを購入しておく〟のが私のおすすめ。
※検札スタッフが乗り込んできた際にチケットがないと、50ユーロの罰金 が科されるので注意しよう!
ローマの地下鉄・バスの乗り方はコレ!
では、ローマでバスなどの公共交通機関を利用する流れと乗り方をチェック!
ローマの公共交通機関を利用する流れ
以下の場所で購入しよう!
どのドアからでも乗れます
地下鉄
✔前方または後方車両が〝中間車両よりも混んでいない〟のでおすすめ。
バス・トラム(路面電車)
✔〝打刻機に近い〟前方か後方からの乗車がおすすめ。
必ず時間を打刻すること!
地下鉄
✔改札機を通っているのでOK
バス・トラム(路面電車)は車内で!
✔車内にある打刻機を通す
チェックの人に〝打刻の忘れ〟が見つかると、50ユーロ程度の罰金が科されるので要注意!
※混んでいる時は、打刻機の近くにいる人に頑張ってお願いしましょう。
公共交通機関から降りる際は…
地下鉄
✔ローマでは、降車後の改札ではチケット用意の必要なし(そのまま改札を出るだけでOK)
バス
✔日本と同じく、下車する場所のひとつ手前でボタンを押す
トラム(路面電車)
✔基本的に各駅停車なので、目的地の駅で停車するのを待つ
イタリアでは、基本的に降りる場所の手前から席を立ち、出口付近まで移動して降車を待ちます。
WifFレンタルが強い味方!
海外Wifiルーターをレンタルして、Google Map の 経路案内ナビ を利用するとローマ市内の移動がグンと楽になります!
観光と合わせるなら「ROMA PASS」も便利!
観光スポットの割引入場+ローマ市内のバスや地下鉄など、ローマ観光に便利なパスもあります!
- 最初に訪問する2施設の入場無料
- 3施設目から料金割引サービス
- 市内の地下鉄/バス/路面電車が乗り放題
- ローマ観光MAP付き
- 割引可能な施設のリスト
コロッセオの入場が予約必須に!
入場人数制限により、予約なしでのコロッセオ入場が本当に難しくなりました…
※ROMA PASS所持者もコロッセオ入場の際は、公式サイトからの時間予約が必須となっています。
☞「絶対に入場したい!」という場合は、日本から現地ツアーに申し込むか、事前にチケットを購入しておくのがおすすめ!
ローマでタクシーを利用するには?
タクシーの利用は基本的に日本と変わりませんが、なるべく大きなタクシー乗り場から乗車すること!
タクシーに乗る前に
タクシー乗り場には〝乗車するタクシーの順番〟があるので、ドライバーさんたちに必ず確認しましょう。
タクシー利用の流れをチェック
必ずタクシー乗り場から乗車する
不安に思う場合は...
心配な場合は、車体に記載されている「ライセンス番号」をしっかりと写メしておこう!
口頭での料金交渉には応じないこと
✔土地勘のない旅行者が一番ボッタくられるパターンなので要注意。
10分程度=10€前後が目安!
どうしてもタクシーが必要な場合は、10~15€程度であれば自己判断で。
絶対にそれ以上の金額は支払わないこと!
住所などをメモしておくと便利
✔行先のメモを見せるだけで大丈夫なので、ホテルの住所などは必ず手元に控えておきましょう。
観光地の場合は、地図を見せても指差しなどでも大丈夫!
こんなところにも注意しよう!
メーターから目を離さない
✔到着前にメーターを消し、料金よりも上乗せして請求してくるケースも。
メーター支払った金額を覚えておくから目を離さない
✔実際に支払った紙幣をドライバーが少額紙幣にすり替え、追加で金額を支払ってしまうケースも。
小さなタクシー乗り場や、深夜に乗車した場合にありがちなケースなので、なるべく大きなタクシー乗り場から乗るように!
便利なタクシー乗り場一覧
WiFiが使える方は、Google Mapなどで経路を確認しながら だとより安心です。
☑ディープなローマ情報をチェック
最後に...
実際に私が遭遇した、バス・タクシー内でのトラブルを紹介しておきますね!
実際に私が遭遇したトラブル
✔バスにて
- バスの車内
- モロッコ系の若い男性
- ヴェネツィア広場の「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂」の前を通過するタイミング。
とにかく視線を上に逸らそうとする!
(窓の外の有名スポットを指差して)
あれ、本当にすごいよね~!
隣の男性がやけに笑顔で話しかけてきて、やたらと目線を上に持って行こうとするので不審に思い、友達にも注意喚起。
こちらは実際にスリの男性で、私たちが注意していることが分かると車内で何度も別の場所へ移動し、終点で誰かに何かを手渡し、また同じバスに乗んでいきました...。
車内での対策!
✔絶対にバッグから目を離さないこと!
相手が気付いていることが分かると、彼らはターゲットをすぐに変えるので、まずはチャックが開けられない様に荷物に注意を払い、相手がスリだと気付いていることをアピールすること!
※地下鉄やバスに乗る前に、彼らはすでにターゲットを選定しているので、乗車の際には必ず周りを確認するのがベスト!“スリに注意しなさい”と教えてくれた人物がスリだったケースも。
10代の女の子3~4人組には特に注意する
※服装も 一般的な若者と変わらない のでわかりづらい!
✔地下鉄や街の中にいるスリ地集団の多くは、こちらのモロッコ系の男性のような感じではなく、13~18才くらいの肌が少し浅黒い感じの少年少女たち。髪が長い子が多い。
怖がらず、彼らの一枚上手を行きましょう!
何チャックの部分をしっかり押さえる
ジプシーたちはバッグを開けることができずに、諦めてターゲットを変えます!
スリ対策のバッグなども紹介しています!
✔タクシーにて
- 50代後半くらいの男性ドライバー
- トレヴィの泉から近い小さなタクシー乗り場
- タクシー料金を支払う時
やけに親切にアドバイスしてくれる!
(日本人だと分かると)
日本人は騙されやすいから、ローマでは注意するんだよ!
通常は大きなタクシー乗り場からタクシーに乗るのですが、この日は革工房「LEATHER CRAFTSMAN」のナタリーナさんの誕生会へと招待され、ワインと料理をお腹いっぱい楽しく飲んだり食べたりした夜...
利用したレストランは「NANÀ」
ここがNGだった!
✔バルベリー二広場まで行くのを面倒に思い、小さなタクシー乗り場に1台だけ停車していたタクシーに乗車。
だいぶ疲れている感じだねー
ちょっとワインを飲みすぎちゃって...
酔ってはいませんでしたが、乗った瞬間にドライバーさんは私がお疲れモード&ホロ酔いの状態だと分かったのか、こんな会話を。
そこから「日本人は注意しないとダメだよ!」と、車内では親切すぎるくらいに色々とアドバイスをしてくれました。
そして、慣れと油断もあったのか、ギリギリまではきちんとチェックしていたメーターも、家に着いた時には消されていて...
(まぁ、いつもとほぼ変わらない料金だから大丈夫か...)
と、20ユーロ札で支払い、財布を持っていた手元へと一旦視線を落とし、そのままお釣りを待ちました。
...ところが!
シニョーラ、悪いけど5ユーロしかもらってないんだけど?
(?????)
(…あ、お札を取り違えちゃったのかな…)
この時は自分が間違えたのだと何も考えずに思ってしまい、ドライバーが手にしていた5ユーロを返してもらい、そのまま20ユーロ札で再度支払いをしました。
タクシーを降りた後に「やっぱりおかしい!」と思って、家で財布を確認したところ2枚あったはずの20ユーロ札がゼロ...。
倍の支払いをしたことに気が付いても、後の祭り…
そんなことがないように!
どれも自分が気を付けてさえいれば、防げることばかり!今回ご紹介した乗り方やポイントを押さえながら、「バス」「トラム」「タクシー」の公共交通機関を利用しながらローマ観光を楽しんでみて下さいね!
ポイントを押さえて、皆さんも必要以上に怖がることなかれ!