今回の記事では、イタリア食材のお土産探しにぜひおすすめしたい「カンポ・ディ・フィオーリの朝市」をご紹介します。
イタリア産の良質なオリーブオイルや、バルサミコ酢などに代表される、現地ではよりリーズナブルに購入できる本場のイタリア食材。
地元のスーパーなどで、お土産用に安くて良質な食材を購入して帰ろうと思っている方も多いですよね。




現地イタリアでも食材を購入する際は、味見をすることで〝よりイタリアらしい風味のもの〟を購入することができます。
さらに言うと、お料理が好きな方やイタリア食材に興味のある方、地元の雰囲気を感じてみたい方、またはお土産探しをしたい方など〝地元の人が行くような活気のある市場を見てみたい〟と思ったりはしませんか?






- トリュフ関連(トリュフバター、オイル、塩 etc )
- ペースト類(ジェノベーゼ etc)
- オリーブオイル
- バルサミコ酢
- リモンチェッロなど
〝カンポ・ディ・フィオーリ〟とは?
イタリア語で「花の広場」の意味を持つ、ローマの〝Campo de’Fiori〟(カンポ・ディ・フィオーリ)は、ナヴォーナ広場から徒歩5分のところにある、15世紀から続く歴史ある広場のこと。
いつも人で賑わう歴史のある広場
日中は多くの人で賑わう青空市場が開かれ、レストランやエノテカなども多いこの地区は、夜はナイトスポットとして若者たちにも人気のスポットのひとつです。
歴史の爪痕も合わせて残る場所
この広場には現在の姿からは想像できないような、かつては処刑場だったという暗い歴史の顔があります。
そのシンボルとして、〝ドメニコ会〟の修道士であり、哲学者でもあった「ジョルダーノ・ブルーノ」(Giordano Bruno)のブロンズ像が広場の中央に建っています。
彼は、この時代では〝異端論〟とされていた「コペルニクス」の〝地動説〟を擁護したことにより、当時の教皇であった〝クレメンス8世〟の命によって、1600年にこの場所で火刑に処された人物。
拷問を交えた尋問が何年間にも渡って行われても、彼は決して主張を曲げることなく自らの思想を貫き、そのための〝異端の罪〟での処刑でした。
19世紀後半になり〝ヴィクトル・ユゴー〟などの博識者が集い、先見の明と信念を貫く強い意思を持っていたジョルダーノ・ブルーノに関する「再評価委員会」が開かれ、この歴史の過ちを忘れないようにと、1889年に彼のブロンズ像が建てられました。
現在のような活気溢れる賑やかな市場が立つようになったのは、1869年以降のことです。
このカンポ・ディ・フィオーリ広場の界隈には、中性時代に小さな工房などが軒を連ねていた〝職人通り〟だった頃の名残りが今も残っています。



青空市場でお土産探しを楽しもう
カンポ・ディ・フィオーリの市場で見られるのは、日本では見たことのない野菜類、新鮮なフルーツ、パスタソースやチーズ、オリーブオイル、ハーブ類、イタリアならではの食材、キッチン雑貨、花屋さんなど。
小さな広場に屋台がぎっしりと軒を連ね、忙しく対応するお店の人の姿と下町の風情を楽しむことができます。
名称 | Mercato di Campo de’Fori |
---|---|
おすすめ度 | |
営業時間 | 7:00~15:00頃まで |
アクセス | Piazza Campo de’ Fiori, 00186 Roma RM |
おすすめのお店!
お土産選びにしても色々とお店があるので迷ってしまうところですが、よく見ると売っているもの自体は大体が同じラインナップ。
しかしながら、お店によって価格や梱包や対応が様々だったりするので、できることであれば安心してお買い物が出来るお店で〝地元の方との交流も楽しみながら〟のお土産選びを楽しみたいところです!
マウロ親子のお店「Mauro&Marco Berardi」



イタリア人男性は、写真撮影に際には〝必ず眼鏡を外して〟全く違う「イケメンモード」となるのですが、普段は眼鏡をかけています。



二人とも、いつも笑顔がとっても素敵なナイスガイたち!



ポルケッタ入りパニーノをランチにしたり、真空パックにしてくれるので、ポルケッタやサラミ、生ハム(何枚スライスという注文でもOK)などを食べる分だけを購入し、ホテルでビールやワインと一緒に食べるのもおすすめです。



彼は〝トリュフ〟〝オリーブオリーブオイル〟〝バルサミコ酢〟〝ペースト〟などの部門を担当していて、とにかくダイナミックに味見をさせてくれます。とにかく明るくて親切!
そして、忘れてはならないのが...



ファブリツィオは、「パスタに混ぜるだけでOK!」なハーブやスパイス類コーナーを担当していて、(自称マスターシェフなだけあって)使い方などを〝ちょっと怪しい日本語〟を混ぜながら丁寧に教えてくれます。
隣のコーナーにいるアリに「マスターシェフに会いたい」と言うと呼んでくれますが、現在はファブリッツォの息子さん「ヴァレリオ」(写真右)が張り切って接客中!
ヴァレリオは、実はこの写真のイメージとは違って「超テンション高め」で、現在は短髪になって少々イメチェンしてます!



〝量り売り〟で購入する「イタリア料理のスパイス類」は、彼らが品質にこだわって全て自家製で作っている良質なものばかりなので、こちらもパスタがお好きな方やお土産にはおすすめ。



彼はアリたちのいるお店から少し離れた〝真ん中くらいの区画〟(ジョルダーノ像を正面から見た左手側)にいますが、こちらも同じくマウロのお店のスタッフ。
最初、私はこの兄弟と、他にもう一人よく似た別のお店のバングラデシュ人の若者の見分けが全く付きませんでした...笑
オススメはトリュフ関連の食材



日本では高級食材に分類されるものになるので、何か特別な時や場所ではない限り、普段の生活ではあまり口にすることはありませんよね。
そんな高級食材もトリュフの名産地イタリアでは、お手頃価格で購入することができます。
〝食べたことのない人〟こそ味見を!






トリュフの香りや味がお好きな方は、そのままのトリュフが入っているタイプもおすすめです!
どの区画にお店があるの?
「Mauro&Marco Berardi」がお店を出しているのは、広場の中央に位置する〝ジョルダーノ像〟の背面右奥の区画。



まとめ
お店を仕切るローマっ子たちの活気と、訪れるたくさんの方たちの〝元気とエネルギー〟が集まる場所、それが〝カンポ・ディ・フィオーリの青空市場〟。
お土産に喜ばれるような小さな可愛い瓶に入ったイタリア食材やキッチン雑貨、そして本格的な食材までもが揃います。



市場内では同じような商品を売っていても、お店によってお値段が結構違っていたり、お店の方の対応や梱包の仕方もまちまち。
なので、色々とお店を見て周ったりしながら、自分が納得のできるお店で商品を購入するのが一番大切。



関わる方がみんなで嬉しいをシェアしながら作っていく、そんなキッカケになるようなブログであれたらと思います。









[cat_maru01 title=”とっておき情報!”]リキュール類を販売しているお店は、お店によって値段がかなり違うので、こちらのお店で何かお買い物をされた場合、アリにその旨を伝えると隣のお店のお友達に声をかけてくれて、良心的な価格でリキュール類を購入できます![/cat_maru01]