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makico
イタリア在住
イタリアの職人文化と革製品をこよなく愛し、ローマの片隅でゆるく生きてます。

ローマで出会った人やモノの素敵な物語を伝えていけたらと意気込みながら、マイペースにブログを書いたりサイトを運営したりしています。
イタリア職人が作るハンドメイド革製品click

ローマで大理石に言葉を刻む職人工房!「マルグッタ通り」で出会うイタリアの職人文化

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ずっと気になっていた工房があり、勇気を出してアプローチに行ってきました (●´艸`)

その工房は、かの有名な「マルグッタ通り」にあります。

映画「Vacanze Romane」(ローマの休日)の劇中で、王女と恋に落ちる新聞記者ジョー・ブラッドレーが住んでいたアパートの住所が「マルグッタ通り51番地」。映画の公開から60年以上たった今でも、その場所は世界中のファンたちに愛されています。

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言葉を愛し、たくさんの溢れる「言葉」を大理石プレートに刻み続けるンドロ・フィオレンティーニ職人」の工房です。ガイドブックなどには載っていないのですが、実は日本でも知る人ぞ知る素敵な工房なのです。この辺りの通りでは、サンドロさんがハンドメイドで彫った住所プレートもたくさん見られます(^-^)☆

サンドロさんの工房では、まさにイタリアならではという感じなのですが、大理石プレートに希望の文字をその場で刻んでくれるのです;+*(★`∪´☆)*+;。。そのため、日本からもたくさんの旅行者がサンドロさんの小さな工房を訪れます。

とにかく工房の中は、たくさんの言葉が彫りこまれた大理石プレートが埋め尽くされんとばかりにあちこちに飾られ、たくさんの  ”Romano”(ローマ弁) で書かれたフレーズが出迎えてくれます。大理石には「数字」などではなく、とにかく「文字」だけを彫るのがサンドロ職人のこだわり。

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そんな、素晴らしい感性と技術を持ったサンドロ職人。日本のTVやイタリア国内のTV番組にも何度か取り上げれられたことがあるそうなのですが、「職人」という素晴らしい伝統が消えつつある現在のイタリアでは、どんなに素晴らしい技術を持っていようとも「時代の波」という佳境に立たされてしまうのです。この工房もまたしかりで、サンドロさんが今も変らずに尊敬してやまない、父親であり師匠でもあった「エンリコ・フィオレンティーニ職人」から受け継いだ素晴らしい技術の後を継ぐ者はいません。

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まさに、「Si」o「No」の世界。

そこで私がここを訪れた理由のひとつ、サンドロさんの工房の商品をショップで扱わせてもらうこと。自分に出来る何かをしたいと思って始めたこと、日本というイタリアの伝統や文化を愛してやまない国で生まれ、イタリアで生活し、日本人の自分だから出来ることってあるんじゃないかな?...なんて、勝手に思い立って始めたこと。

それでも、やっぱり仕事となると(良い意味でも悪い意味でも)イタリア人のある意味では尊敬にすら値する「素晴らしい国民性 」に 一喜一憂したり、日本にもイタリアにもコネも何もない中で無謀に始めたものの「進展ゼロ」だったり。それでも、たったひとりにでも職人さんの心を届けることが出来たり、「こんな職人さんがいる」ということを知ってもらえたらと、今回お願いに来てみました。

それは大それた大義名分なんかではなくって、イタリアに恋をした多くの方々と同じように、私も私自身が本当に好きだと思えるものが、イタリアという国では単に目の前にたくさんあったからというだけだったりヽ(* ‘ー’)ノ

私もプレートを彫ってもらいました♫

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ひとつは「ショップ名」で作ってもらい、もう一つはすでにプレートに書かれて売られているレギュラーサイズ(サイズが少し違います)の方を購入しました。レギュラーサイズの方は、「お好きなフレーズを私にひとつ選んで下さい」とお願いしてみました (^ー^)☆

選んでいただいたのは、こちら。

“QUI VEVE UNA FAMIGLIA FELICE”

< ここには幸せな家族が住んでいます >

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…ちなみに私、イタリアで家族と住んでいる訳ではないんですけどね(笑)

大理石の色も白かったり黄色かったり、切り口もみんがひとつひとつ違っていて、まさにイタリア職人さんの「artigianato」です。そして、肝心な用件の方を緊張しながら恐る恐る伝えてみたのですが、サンドロさんの答えは意外にも快く即決の「Si」でした (^ー^)ノ☆*.。

大切な人への贈り物にも、サンドロさんが彫ってくれるプレートはきっと素敵だろうなぁと思います。私がもらったら、普通に嬉しいです。自分で買ったものではありますが、やっぱり嬉しいです♫(๑´▿`๑)♫•*¨*•.¸¸♪✧ 当たり前だと笑われてしまいそうですが、自分で使ってみて、手に取ってみて、感動してみて、そこから っていう流れがやっぱり好きです。

実は、他にもやっとのことで(本当に何か月かかったのか分からないレベルですが...)お話の方を進めてくれた工房などもあり、只今準備中です。どうしても商品よりも先に、私は作り手である「職人さん」を知ってほしくて、原稿書きやら、大の苦手の翻訳やら何やらで、気持ちはあってもなかなか前に進めないのが玉にキズではあるのですが (ノД`*゜)゜・:。.

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少しずつ、こうやってアップ予定の商品や、お世話になる職人さんたちをご紹介していけたらと思っています。写真を見る機会があってもなかなか触れることがない “人として” の「イタリア職人」さんの姿、実はドジだったり、おしゃべりが大好きだったり、すっごくお洒落だったり、そんな彼らの姿を微力ながらもここから届けてけたらと思います。

4月の中頃から少しお休みして、ショップ作りを中途半端にせずにきちんと専念しようかな...とも、思っていますので、母の日には間に合わないかもしれませんが、5月頃から色々と本格的にリニューアルの予定です。焦りながらも、やっぱりゆっくりしか進んでいけませんが、いつも応援して下さる方々には本当に感謝です

たくさんの方々の優しいお気持ちに、直接お礼をすることはできませんが、本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。・:*:・(〃^∪^〃)・* .:・。

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